ベトナム入国
ホーチミンに到着したのは昼の14時前だった。30分程度早着した。
私の行きのチケットは札幌千歳-成田-ホーチミン-クアラルンプールの乗り継ぎタイプでKiwiで手配したが、セパレートのチケットなので一度入国したうえで次の便にチェックインする必要があった(攻めた)。
入国審査は今までで一番並んでいた。入国までに30分以上かかった。ベトナムではビザなし入国が可能なのが30日間に1回までと決まっており、実は私は前回の旅行で30日に1回までの制限を知らずにホーチミンで入国拒否を頂き、エアサイドで12時間滞在することとなった悲しみと因縁の場所でもある。「(たった)半日なのか?」と入国審査官に聞かれたが、入国を許された。
ホーチミン市街
ホーチミンでは基本タクシー移動、もしくはバイク移動である。しかし私は基本的にバックパッカーとして旅をしたいという信念があり、タクシーは使わない。そのため市バスを使って街中まで出ることにした。ホーチミンと空港は8㎞程度しか離れておらず、30分程度で到着可能。大体5000-10000ドンなので、数十円程度でいける。
ホーチミンはかなりの熱気で、街を埋め尽くすように、ほとんどがスクーターだった。ホーチミンの市バスでは乗るときにお金を払い、降りるときは後ろからブザーを鳴らして飛び降りる。地元の人は無口なのか、国民性なのかほとんど会話なく乗って降りていた。
サイゴンと呼ばれる中心街にて何をするわけでもなくただ歩いた。海が近い街で、海があると私は必ずそこへ行くことにしている。夏の大阪みたいな感じが多分一番近い、活気があって少し熱帯の感じの海だった。一番好きな海。
街の女性は都会っぽい感じではなく、ほとんど全員が黒髪でシャツとスカートの姿だった。とても好きだった。熱気と活気で、服は汗だくになってバックパックを背負うのが疲れてきた。そろそろ空港に戻る時間だが、Grabタクシーを使うのは嫌だったので市バスに乗ってまた帰ることにした。バス停では地元の人たちと座ってバスを待った。お母さんといった感じの年齢の女性が本を読んでいた。読書っていいですよね。
転職を考えている件
ホーチミン空港につき、チェックインをすませて出国の列につくと、転職エージェントの方からメールが来た。来年から転職を考えており、いろいろな職場を探してもらっていた。気に入った職場があったので見学の申し込みをお願いしたのだが、事情があって調整が難しくなったとのことだった。詳細を聞いてみると、書類の段階で難しいとのことだった。エージェントの人も驚いていた。
最悪の気分だったが、こういう時に二の矢を自分に打ってしまうと状態は悪化する。淡々と自分にできることを進めていくしかない。今回唯一プラスだったのは、早めに動いていたおかげでリカバリが効いたことだ。
(今さらながら)今回の旅程
今回の旅は、前々から構想は練っていたものの私の準備力が格段に低い(準備がめんどくさい)ためチケットを3週間前に手配した。エアアジアのバウチャーがあったため、それも使いつつ、最安のチケットを手配した結果、乗り継ぎ時間の微妙なセパレートのチケットという攻め攻めのチケットが発券された。
基本的に海外旅行のチケットは出発地で全てチェックインできるように、同一航空会社で手配するのが安全だ。それにより、万が一(実際には10%程度)の遅延の場合も乗り継ぎの保証が付く。
今回は余裕で同一航空会社は手配できなかったため全ての便が違う航空会社という変態旅程が完成した。
今回は、ホーチミン、ソウルを経由し往復1日以上をかけての旅程となった。