ワルシャワの朝焼け
朝起きて今日はグダニスクに向かい、その後飛行機を使って最終目的地のフィンランドに向かう予定だ。その前にワルシャワの街をもう少し見ておきたいと感じて、メトロを使って川沿いに行ってみた。「コペルニクス科学センター(https://w.wiki/9MAE)」という駅で、川のすぐ横にある。朝一番でその駅に降りてみると、朝焼けの中に凍った川があり、幻想的な景色だった。
やはり水辺が好きだ。その後急いでワルシャワ中央駅に向かい、コーヒーを飲みながらグダニスク行きの列車を待った。グダニスクまでの切符は後輩が手配してくれた。
鉄道でグダニスクへ向かう
値段は1人1500円程度で3時間程度の旅程だった。列車は電気機関車と客車により構成され、客車は比較的きれいだと感じた。
座席は列車真ん中で向きが変わるタイプのもので、座席の向きは固定式のものだった。ポーランドの列車は日本のようにアナウンスがしっかりしているわけではなく、さりげなく駅についてぬるっと出発するので気を抜いていると降り忘れてしまいそうだと感じた。乗車率は3割程度で空いておりとても快適ではあるのだが、なぜか客室の中が死ぬほど寒い。昨日買ったダウンを使っても染み込んでくる寒さで、おそらく暖房はついていないような気がした。振り返ると今回の旅で一番寒かったのはワルシャワで、そこからグダニスクに向かうにつれて徐々にあたたかくなってきた。
グダニスク観光
グダニスクは海沿いの街ということもあって空気に少し湿気があり、なおかつ暖かく完全に札幌の気候と同じだ。まずは久しぶりに麺が食べたいと思い、地元で評価の高かったパスタ屋さん(https://maps.app.goo.gl/RGZxJ36zpu6tKAUY9)で食事を摂ることにした。トマトベースに唐辛子とソーセージをあえたスパイシーなパスタを注文したが、とても辛くてうまみがあっておいしかった。少し元気が出て、また街を歩く。
後輩曰くグダニスクは日本でいうと京都のようなポジションの街らしく、ポーランドの昔ながらの建築が見どころと聞いた。まずは教会を見ようと思い、旧市街の教会(http://www.gdansk.karmelici.pl/)を訪れた。私は教会などには全く詳しくなく、同行人の後輩が非常に詳しいのだが、一般的なヨーロッパの教会という感じという評価だった。
ヨーロッパの旧市街は往々にして教会があり、その周りをレンガ造りの建物が並び、中央広場が必ずあるということだった。個人的には大きくてすごい程度の感想だったのだが、最初から観光地として建築された建物ではないし、ヨーロッパの各地で必要とされて量産された街の形態だったのだろう。
その後、海が見たいと思い港に向かった。港はアクセスの少ない場所にあり、30分に1本のバスもしくは車で向かう必要がある。
港は貨物メインな雰囲気で人はまばらだった。海は北の海らしく、水は黒っぽく静かに凪いでおり一部砂浜が凍結していた。
岩場の向こうに海があったが、柵があり海に降りることは叶わなかった。
その後、ビールを飲みに行った。国によっては飲酒が禁じられていることもあるが、ポーランドでは一般的にビールが飲まれているので安心してビールを飲むことができる。個人的には、特にイスラム教の国など飲酒が禁じられている場合には例え外国人であってもそれに従うのが良いと感じている。大体の場合そういう国では酒代が非常に高いし、その国の人にとっても外国人が禁じられている酒を堂々と飲んでいるのはあまり良い気分ではないと思うためだ。ビールは日本だととても高いであろうクラフトビールがたくさんそろっており、価格も比較的安い(1杯400円程度)。食事の持ち込みも大丈夫なので、3杯くらいを飲んで楽しんだ。