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イスタンブールを去る
朝3時にホテルの部屋の電話が鳴った。早すぎるモーニングコールだった。4時にピックアップが出るという話だったが、若干焦って準備をしてフロントに降りた。10人程度の客が同じくピックアップバス待ちをしていて、フロントで待つようにと言われた。昨日空港で一緒になった男性も同じくバス待ちをしているのが見えて、少し安心した。
最終的には50人程度のピックアップ待ち客が現れ2台のバスに分かれて乗った。空港までは30km程度で、トルコのドライバーはかなり飛ばすので30分程度で着いた。空港に着くと保安検査を通り、今回は絶対に便を逃したくないのでかなり早めにゲートの前で待った。
…時間になってもゲートが開かない。案内があり、何らかの理由で飛行機が遅れるとのこと。昨日はめちゃめちゃ早めにゲート閉めてたのに今日は遅いなと思いつつ1時間の遅延をゲートの前で待った。トルコを通してイスラムのことをもっと知りたくなったのでKindle Unlimitedで「面と向かっては聞きにくいイスラム教徒への99の大疑問」という本を借りた(https://www.amazon.co.jp/dp/B00VKZPQMG)。今までイスラム教の国はたくさん旅してきたが、こういうところは譲れてこういうところは譲れないというイスラム教徒の考え方の大原則を学べてとても有用な本だった。ワルシャワまでは2時間程度の適度なフライトだった。
ワルシャワについて
ワルシャワは札幌と似た人口密度だが、首都であるため建築物や交通機関はかなり発達している。
気温については-10℃を下回り、今まで来た都市の中で最も寒かったかもしれない。バスとメトロを乗り継いで後輩のいるドミトリーに向かった。チケットは1枚買うと75分間地区内の公共交通機関が乗り放題になるというシステムで、120円程度で75分間の移動ができた。
バスはかなり時間通りな印象で、ほとんどGoogle Map通りに進むことが出来た。後輩の寮でお土産を渡して、同居人にも挨拶をしてホステルに荷物を置きに行った。ホステルはワルシャワで最も安いところを選択したが非常に立地が良く、飲み屋街の裏路地にある(https://www.booking.com/hotel/pl/new-world-st-hostel)。ヨーロッパの建物はかなり築年数が経ったものが多くリフォームがされていることが多いが、今回のホステルも同様に飲み屋街から一歩裏路地に入ってナンバーキーを開け、4階部分を改装して作られていた。
ホステルは6人部屋で、男性だけだったためかかなり男臭いにおいがして早めに外に行くことにした。ホステルは当然ながら非常に安い(ホテルの3分の1程度)ため、比較的不潔な人が泊まっていることもある。他人の清潔度合いはまったく気にしないが、においだけはやはり気になってしまう。しかし、1日だけであるので気にせず泊まることにした。大体慣れる。
ワルシャワ観光
ワルシャワ市内は寒すぎて、凍えてしまい私の持っていたウインドブレーカーでは寒さを凌ぐことが出来なかった。当初ユニクロに行こうかと思ったが、この国ではユニクロは高級品扱いのようでヒートテック1枚が5000円以上するらしい。
私は常に節約旅を信条としているのでそんなの買えるはずもなく、地元の安いお店を見て回った。C&Aという地元のお店でダウンが150PLN(5000円程度)で売っており、まあこれにするかと思いつつ他の店も見て回ったところ、街中にあったsinsay(https://www.sinsay.com/pl/pl/)という店でダウンが50PLN(1800円!)で売っており、これは買うしかないと購入した。日本の3分の1以下の値段だ。ダウンを購入した後は少し寒さがましになって、コーヒーを飲んだ後にワルシャワの代表的な観光地である文化科学宮殿(https://pkin.pl/en/home/)に行った。
建物はかなり古いが中はとても充実していてデザインも良くて感動した。30階には展望台があり、ワルシャワのど真ん中から街中を見渡すことができた。ワルシャワの街は人口は200万人程度と札幌と同様の規模だが、高層建築がたくさんあり、流石は首都といった様相だ。世界中の多国籍企業のビルが見えた。ここは一度行く価値がある。
その後、疲れてしまいホステルに戻って一時ベッドで休息をとった。部屋の汗臭いにおいが気になりつつも、眠りに就いてしまうと鼻が慣れて気にならなくなった。